ポーチのリフォーム

ポーチとは、一般的に戸建て住宅において、庇(ひさし)の下にある玄関前部分のことをいいます。
また、マンションでも、玄関のドアから門扉までの部分をポーチと呼ぶことがあります。

ポーチは住居の顔とも言える部分なので、「おしゃれにリフォームしたい!」と思う方も多いでしょう。
また、機能的な改装を目的としてリフォーム行う場合もあります。

ここでは、そのポーチリフォームの費用やポイントをまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

ポーチリフォームの種類

ポーチリフォームの例としては、庇の取付・取換え、タイルの張替え、手すりの取り付け、スロープの設置、玄関ポーチライトの設置、その他ポーチ全体の改装などが挙げられます。

以下、箇所ごとにポーチリフォームのポイントを見てみましょう。

●タイルの張替え

費用:5~10万円

タイル素材としては、通常のタイルの他、石のつぶつぶが見える「洗い出し」、御影石・大理石などの「自然石」があり、どれにするかで玄関の雰囲気は随分と変わってきます。

タイルは様々な形や色のものがありますが、色は1つの大きなポイントになると思われます。

通常のタイルの場合は特に、色によって汚れが目立つ・目立たないの違いがでてきますので、それにより掃除をする頻度も変わってきます。例えば、白、黒は目立ちやすく、グレーなんかはさほど目立ちません。

今後をよく考えて、選ぶ際にそれらを考慮すると良いでしょう。

機能的なポイントとしては滑りやすさが大事です。

ポーチは雨で濡れることも多いので、安全面を考えると滑りにくいものにした方が良いと言えます。

最近はDIYでタイルの張替えを行う方も多いですが、ご自身で行う方はよく調べて、業者に頼む方はじっくり相談して決めてください。

●庇の取付・取換え

費用:20~50万円

庇にも色や形など様々なデザインがありますが、1つ注意していただきたいのが、庇には先付け庇と後付け庇の2種類があることです。

先付け庇は新築時に取り付けるもので、内部に組み込むため後から取り付けることはできません。
後付け庇は後から取り付けるもので、リフォーム事に用いられます。

「リフォーム時に気に入った庇があったが、先付け用だった」といったこともあるかもしれませんが、その場合は似たデザインの後付け庇を選びましょう。

また、後付け庇でも、本来なら見えてしまうビスをカバーで隠してくれる場合もあります。

機能面では、大きさの考慮、雨水の流れ、素材による耐久性などがポイントになるので、気になる点はチェックしてください。

●手すりの取り付け

費用:7~15万円

玄関のアプローチが階段やスロープとなっている場合に、転倒防止を目的として手すりを取り付けます。
手すりの取り付けは、お年寄りやお体の不自由な方のためのバリアフリーだけでなく、雨や雪などで床が滑りやすいときにも役立ちます。

工事費用はケースにより様々ですが、安いケースで7万円程度でしょう。
内訳の例としては、支柱3本を含む手すりが5万円、コンクリートの基礎工事や組み立て代で2万円といった具合です。

●スロープの設置

費用:10~50万円

車椅子が必要になった場合などにスロープを設置、また、元々あった階段をスロープへ変更する工事です。
費用は長さ5メートル(幅1メートル)につき10万円程度。スロープには車椅子用と歩行用があり、車椅子用は傾斜が緩やかになり、その分長くなるので多めにかかります。
タイルの素材は滑りにくいものがオススメ。必要に応じて手すりもつけるようにしましょう。

●玄関ポーチライトの設置

費用:1~3万円

玄関のポーチライトを変更するだけでも、おしゃれなポーチになったりします。
簡単な取付、取り換えだけなので設置費用はほぼ商品の値段のみ、比較的安価で済むと思われます。
人が近づくと点灯するセンサーライト、防犯にもなるフラッシュライトを備えたポーチライトもあるので、機能面もチェックしてみると良いでしょう。

以上、主なポーチリフォームの例をご紹介しました。

また、個々でなく、これらを組み合わせてまとめてリフォームをしてしまうケースもあります。
その場合、もちろんまとまった費用が必要ですが、デザインに統一感がでるメリットがあるので、資金に余裕があれば一度に行ってしまっても良いと思います。

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